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子と発語について

2022-08-09

うちの子どもは発語が少し早いようで、正確には忘れたが、1歳2ヶ月ごろには、オウム返しが活発になり、「ハッピーバースデー」と連呼したり、「おいしい」と言うようになっていた。今現在(2歳より少し前)も、語彙や文法などに磨きをかけている。 こうなった理由のひとつは、「「語りかけ」育児」から子どもとの接し方の多くを学んだからだと思っている。 聞き及ぶところでは、まわりの子よりも語彙が多く発音が良いらしいが、「語りかけ育児」いわく、うちの子どもの発語ペースは特段早いわけでもなく、「この通りにやれば当然だわ」のような雰囲気を感じる。


発語が少し遅いからといって劣っているということもなく、たとえば近所の子どもは、発語はまだだが、ハンドサイン(ベビーサイン)で意思表示をできるし、うちの子どもにはできない類の意思表示もできるので、個性なんだなあと思う。 「語りかけ育児」いわく、子どもは、発語よりもかなり前の段階から、大人の言葉を徐々に理解しているのだ。


別の本いわく、会話はニーズから生まれるものでもある。 ニーズとは、「話すことが単純に楽しい」とか「大人にやってほしいことがある」「大人に伝えたいことがある」などだ。大人がなにもかもを先回りしてやってくれる環境や、大人が命令ばかりを言う環境では、ニーズが生まれない。子どものニーズをうばわず、うまく生み出す必要があるということだ。


「語りかけ育児」からの私の解釈では、 発語がはじまり語彙が増えたからといって油断してはいけない、と考えられる。 大人はついつい「この子には日本語が通じる」と思い込んで、複雑な文法や、早口言葉や、命令・指示を投げてしまいがちである。しかし、まだ多くを学ぶ必要があるのだ。ゆっくり・はっきり話す必要がある。 悲しいかな、言葉を話せてしまうと、ちょっとだけオトナに見られてしまうのだ。実際のところ、理解力や、論理的思考や、集中力などといった能力は、年齢相応でしかないのだ。 家族以外の大人からも、そのように扱われてしまうことがある。 うちの子どもは今、このような、「ちょっぴりオトナ、中身は子ども」というスポットにいるのだと思われる。 注意しなければ、この時期に必要な学習機会を逃してしまうことになる。

 2022-08-09