ジャズの歴史に興味がある。

これまで、なんとなく聴いているだけだったが、その音楽性のルーツはどこなのか、とか、彼らはなぜこんな演奏をしているのか、ということに興味が出てきたのだ。歴史はつながっている。芋づる式に、あれやこれやと調べなければいけない。

もともと、私がとくに好きなのは、50年代〜60年代ごろのジャズだという自覚があった。 ビバップの盛り上がり、そして、オーネット・コールマンの登場によるフリー・ジャズへの時代。

そういえば、音楽に限らずアート（ファインアート）でも、伝統的なアートからモダンアート、自由を模索しながら、現代アートへの流れがあるし、伝統を重んじるプレイヤはいつの時代にもいる。そんな共通点を感じる。

詳しく知ろうとすればするほど、その時代のジャズプレイヤが生まれ育った30年代、40年代の暗い時代も知らなければいけないことに気が付く。アメリカの歴史、内戦、世界大戦もあるし、アメリカを構成する元となった宗主国の歴史も気になる。また、それらの歴史の裏にある宗教やスピリチュアルな流行の歴史も気になってくる。